おはようございます。
松本デンタルオフィス院長の松本です。
毎日暑いですね。。。
これといった趣味がない自分は休日は家にいることが多いです^^;
外に出るのももちろん好きですが^^;
今は同級生に呼ばれて9月に大分で講演を行う事になったので
それの準備に追われています。
なかなか人前で話すのは大変ですね。。。
さて、本日のお話は「糸」です。
インプラント手術時には必ず最後、縫合操作を行います。
この操作が、術後の治癒の速さを大きく変えるのです。
例えば、適当に縫っただけで傷が閉じてさえすればいいや、
と手術を終えてしまうと、治りが遅くなるので痛んだり、また治癒不全により
感染を起こしてしまうかもしれません。
しかし、汚れがつきにくい糸で切開した箇所をきれいに縫い合わせると、
傷の治りも早く、また切開した痕が残りません。
治りが早いということは、患者様の痛みがある期間も少なくなるということです。
だいたい歯科の治療では、絹の糸を使用することが一般的です。
しかし、この糸は、捩ってある糸なので間に汚れが入りやすいのです。
当院では、インプラント手術時には、ナイロン製の糸や
体内で吸収する優れた糸を使用しております。
これは、あとで糸の除去をする必要がなく非常に楽です。
またプラークがつきにくいので術後の感染を抑えることができます。
たかが「糸」なのですが、私はこの操作が非常に重要と考えていて
歯科医師の"匠の技"といったところでしょうか。
もちろん患者様には見えませんが。。。
今回は少しマニアックなお話でしたね、、、
また書きます!(^^)
松本