松本デンタルオフィスです。
本日はインプラントの禁忌症についてお話ししますね。
インプラントの禁忌症というのは、病気や疾患が理由となり、インプラントを受けない方が良いとされるケースのことです。
ただし、インプラント禁忌症の全てのケースでインプラントが行えないということではありません。
例えば、切開範囲の狭いフラップレス手術を用いてインプラントができるケースなどもあります。
また、理由となる病気や疾患に対して、担当医との連携を取り、症状をコントロールすることでできるようになるケースも存在します。
◎心疾患
心疾患とは、心臓の病気の総称であり、心筋梗塞や狭心症、不整脈、心不全等の病気を指します。インプラントの手術は、外科手術となりますので、当然心臓にも負担がかかります。
そのため、心疾患の一部では、インプラント禁忌症と診断されることもあります。
内科の先生と歯科医が連携を取り、症状をコントロールすることでインプラント手術を行えるケースもあります。
◎脳血管障害
脳血管障害とは、脳にある血管に障害があることで引き起こされる脳卒中等の病気を指します。
脳血管障害の既往歴のある患者さまの場合でも、併発している疾患や運動障害のない場合に限り、インプラント手術を行える可能性があります。
◎消化器疾患
胃や腸、肝臓等の消化器に疾患のある患者さまも、インプラント禁忌症といえます。ただし、肝硬変等の疾患でも末期や急性でない限りは、問題なく手術が受けられます。
胃や腸の疾患については、薬の影響を受けることも多いため、かかりつけの内科医との連携は必須となります。
◎腎機能障害
腎機能障害とは、腎不全や腎障害といった病気を指します。腎機能障害のあるケースは、術後の経過が遅くなることもあるため、手術そのものが禁忌症として扱われます。
ただし、こちらも症状がある程度コントロールできているケースでは手術が可能です。
フラップレス手術の場合は、切開箇所を狭くすることが可能なので、手術を受けられる可能性が高まります。
◎骨粗鬆症
インプラントは、顎の骨にインプラント体を埋め込み、結合するのが目的です。
骨粗鬆症の患者さまの場合は、結合が阻害されることもあるため、インプラント治療が行えないケースもあります。
骨粗鬆症に関しては、現在の進行具合により手術ができるかどうかが大きく変わります。
主治医の先生とも良く相談させていただき、手術ができるかどうかを決定いたします。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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