松本デンタルオフィスです。
本日も歯周病のリスクを上げる原因についてお話ししますね。
『4.口が常に開いている人』
口の中を構成する粘膜は、唾液で覆われているため、雑菌が付着しにくくなっています。しかし、口が開いていると口の中の組織が乾燥し、白血球の活動が阻害され、歯周病の原因となる細菌が増加します。鼻の調子が悪くて口呼吸が多い人も、同様に注意が必要です。
『5.歯ぎしりをしやすい人』
歯ぎしりをすると、歯に力が加わり、歯や歯ぐきが傷つくことで歯周病が悪化します。歯ぎしりには3つのパターンがあり、最もダメージが大きい歯ぎしりは、歯を横方向に滑らせるものです。
・歯を横に動かす歯ぎしり
・歯を食いしばる
・歯をカチカチと鳴らす
歯は縦方向の圧力は100kgまで耐えられますが、横方向の力には弱く、強い圧力に耐えることができません。
『6.歯並びが悪い』
歯並びが悪いと、歯の清掃や手入れが十分にできず、歯垢(プラーク)が残ってしまいます。プラークが唾液の他の成分と結合すると、最終的に歯石に変化し、歯周病の原因となることがあります。また、歯並びは年齢を重ねるごとにズレていく性質があります。若い頃は歯並びが完璧だった人でも、50歳を超えると歯と歯の間に隙間ができてきて、歯が外側にはみ出るようになる場合があります。その結果、歯磨きが難しくなり、歯周病になる可能性が高くなるため、注意が必要です。
『7 高血圧症、てんかん、免疫抑制などの薬物治療中の方』
実は、降圧剤が歯周病の原因ではないかという指摘があります。歯茎が腫れるので、降圧剤を服用している人はすぐにわかります。歯周病は、高血圧の治療薬を飲み始める中高年の方に多いようです。
『まとめ』
日本人の約8割が歯周病にかかっているという試算もあり、歯周病は重大な国民病といえるでしょう。この記事を読んでいるあなたも、歯周病にかかっている可能性があります。歯周病はゆっくりと進行するため、歯科医などの医療機関で診断されるまで、自分が歯周病であることに気づかない人も多いようです。
今回ご紹介したことに当てはまる方は、定期的に歯科医院で検診を受けてみてはいかがでしょうか?
もし歯周病にかかっていなかったとしても、定期的に歯科医院で検査やクリーニングを受け、予防歯科に取り組むことは生活のクオリティを高めることに繋がります。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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