医院ブログ

2022.06.23更新

​​「歯茎からの出血」にすぐ対応するべき理由とは?

 

 

松本デンタルオフィスです。
本日は「歯茎からの出血」にすぐ対応するべき理由についてお話しします。

 


歯磨きなどをしていて、歯茎から血が出た経験のある方は少なくないはずです。

ただ、通常の歯磨きで歯茎から出血するのは好ましいことではありませんから、基本的にはすぐに対応する必要があります。

 

 

1:「歯茎からの出血」はなぜ危ないのか

歯茎から血が出る場合は、歯茎が腫れて歯肉炎に陥っているのかもしれません。そして歯肉炎がエスカレートすると歯周病になってしまいます。

「自分は歯周病である」と自覚している方は少ないものの、20歳以上の人の8割程度は歯周病にかかっているとされています(ただし歯周病の程度は様々です)。

 
そして歯周病が悪化し続けると最後には歯が抜けます。

健康的な歯茎であれば、ブラッシングをしたくらいで出血する可能性は非常に低いです。

ですから歯茎から血が出たのであれば、歯や歯茎のコンディションを確認することをおすすめします。歯石が付着していたり歯茎が腫れていたりする場合は、すぐに歯医者に行きましょう。

 

 

2:歯周病になるとどうなる?

・歯茎が腫れ、変色する

通常の歯茎は淡いピンク色です。しかし歯周病に陥って歯茎が腫れると、歯茎が濃い赤色になるケースが多いです。

そのため歯茎が赤色になっているのであれば歯周病を疑いましょう。
「歯茎の内部にある免疫を有する細胞」が歯周病菌と戦うことにより、炎症が発生しているのだと考えてください。


そしてきちんとブラッシングをして歯垢を除去することが大事です。特に歯周ポケットに歯垢を残さないようにすることが非常に重要と言えます。


歯茎から歯周病菌や歯垢を取り除くことができれば、歯茎の腫れはおさまっていきます。また、歯茎から血が出にくくなり、歯茎が引き締まっていきます。

元の状態にもよりますが、肉眼で見ても分かるくらいに歯茎のコンディションが良くなっていくことでしょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 
 
東大和市、小平市の歯医者・インプラント治療なら
『 松本デンタルオフィス 』
所在地:東京都東大和市清原4丁目10−27 M‐ONEビル 2F
電話: 042-569-8127

投稿者: 松本デンタルオフィス

2022.06.03更新

神経を取った歯の寿命が短くなるのはなぜ?

 

 

松本デンタルオフィスです。

歯の神経が虫歯によるダメージを受けても、神経を早めに取れば歯を残せる可能性が高いです。
しかし神経を取った歯は通常よりも寿命が短くなります。
それはなぜなのでしょうか。主な理由は2つあります。

 


■栄養が届かなくなるため

歯の神経によって歯全体に栄養が運ばれます。その神経がなくなってしまえば、歯に栄養が届かなくなります。

そして神経が存在する歯は弾性が高いため頑丈ですが、神経を取ってしまうと弾力がなくなって、割れたり折れたりしやすくなります。

ちなみに歯根が折れることを指して「歯根破折」と呼び、これが発生すると基本的に歯を抜くしかなくなります。

 


■異変を察知しにくくなるため

神経を取ると痛みが生じなくなりますから、虫歯などの異変が起きても察知しにくくなります。

もちろん一定以上に悪化すれば痛みがなくても気付けますが、その頃には症状がかなりエスカレートしていてもおかしくありません。


ちなみに歯の神経を取る施術のことを「根管治療」と言います。

これは様々な歯科治療の中でもとても難しいものであり、失敗してしまうこともそれほど珍しくはありません。

根管治療におけるミスとしては「細菌の取り残し」が多いですが、根管の中に細菌が残っていると、歯根の先端辺りで細菌感染が生じる「根尖性歯周炎」のリスクが上がります。


そして根尖性歯周炎が酷くなっていくと、抜歯しなければならなくなる可能性が高くなり、歯の寿命も短くなってしまいます。

 


少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 


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投稿者: 松本デンタルオフィス

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